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フッ素について

 4日から始まった 「歯の衛生週間」 は今日10日で終わります。

予防歯科シリーズ 最後に フッ素 の話をします。

 

皆さんは  虫歯の 「進行どめ」 は知っていますか?

子供の前歯で、真っ黒になっているのをみたことはありませんか?

 

乳歯の虫歯が進行してしまい、まだ幼いため治療できず、

やむを得ず薬で進行を抑えるときに使います。

サホライドSaforide という薬でフッ化ジアミン銀製剤で、もちろんフッ素です。

よく効く反面、薬が苦いのと 前歯に使うと黒くめだってしまう欠点があります。

 

サホライドは治療用ですが、フッ素はおもに 予防用に使います

予防用では 「フルオール・ゼリー」 「ジェルコートF」 (フッ化ナトリウム製剤)

味も少し酸っぱいですが、黒くなりません。

 

・・・フッ素の働き・・・

1 再石灰化の促進 : 脱灰(とけた)エナメル質を再石灰化(修復)

2 耐酸性の向上 : 酸に対して強く丈夫なエナメル質を作る

             ハイドロキシアパタイト→フルオロアパタイトに変化

3 歯の不正結晶構造の修繕 :アパタイト結晶が規則正しく並ぶ

4 酸産生抑制 :抗菌、抗酵素作用を発揮

 

 

・・・フッ素の効果・・・

アメリカでは1945年にミシガン州で虫歯予防を目的に、

水道水にフッ素が人工的に添加されて60年以上がたちました。

アメリカの12歳児の、平均的な虫歯の数は  2本

砂糖使用料はアメリカのおよそ半分の日本は 5本

いかに砂糖に対してフッ素が強いかがわかります。

 

・・・フッ素応用法と特徴・・・

 塗布法   効果 ★★  特徴 歯科医院で行う 3~4回/年

                      濃度が高いので使用量に注意

・ スプレー法     ★       低年齢でうがいできなくても使用可能

・ 歯磨剤法      ★★     家庭で毎日 うがいせず、吐き出しでも可

・ 洗口法       ★★★    家庭、学校で先生の監督下で行う

 

 フッ素の使用は子供だけでなく、成人となってからも使用の効果はあります。

 隣接面の虫歯や歯根面の虫歯の予防に必要です。

 

 健康管理の主役は本人です。

 主体的な健康づくりが大切です。(セルフ ケア)

 歯科医院では虫歯と歯周病の予防をし、(プロ ケア)

 セルフケア自立のためのサポートをして行きます。

 

 柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 

2008年06月10日

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