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コローのモナリザの話

 今日はCOROT(カミーユ コロー)光と追憶の変奏曲 展の話です。

今回、ルーブル美術館の協力で、上野の国立西洋美術館で8月31日まで開催

れ、9月からは神戸市立博物館での開催となります。

 

メインとなる「真珠の女」は、<コローのモナリザ>と呼ばれパリ・ルーブル美術 

館所蔵の傑作です。手を組み合わせたポーズは、レオナルド・ダ・ヴィンチの

「ラ・ジョコンダ」<モナリザ>を踏襲しています。

 

19世紀のモナリザ」とも呼ばれており、コローはこの絵に強い愛着を持ってい

て決して売らなかったそうです。

 

その衣装からは彼女がイタリア風の装いをしたモデルであることが確認され、

唯一の装飾品は髪の上の軽やかな葉冠で、額にかかった1枚の葉が誤って

真珠とみなされました。

 

実際、目の前にすると、しばしその前を動けませんでした。髪の上の葉冠がとて

 繊細に描かれ、キラキラと美しく、真珠とみられた葉も、影が額にその形をう 

まく構成されていました。全作品の中で一番魅力的でした。

 

もう1点魅了された作品は「青い服の婦人」です。1900年のパリ万博で初公開

せれ、当時センセーションを巻き起こしたそうです。

 

この作品は婦人の全体像ですが青いイブニングドレスに黒のラインが美しく、

ワンポイントにピンクの扇子を持っています。どことなく物思いにふけるような横

顔が印象的です。

 

コローのモデルたちは当時、いつもおしゃべりをしたり、して動いていたそうで

す。それを友人がコローに指摘すると、「私は今にも動きだしそうな人を描きた

いの 」と言って、それを認めたそうです。確かに、実際に生きている様な質感

あふれる人物画です。

 

柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 

2008年08月17日

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