サンゴの話
今日は南の海の「サンゴ」の話です。
「海底の花」とも呼ばれる、イソギンチャクとサンゴ。
サンゴの仲間は石灰質の骨格をもち、その多くは移動せずに、岩などに固着し
て生活しています。
動きのない生き物とおもわれがちですが、実はスイーパー触手という、ほかの
サンゴを攻撃するための触手を持つ種も多く、積極的にテリトリーを維持してい
ます。
国立環境研究所と朝日新聞の共同調査によると、
日本最大のサンゴ礁域:沖縄県・石西礁湖のサンゴがこの5年で7割失われて
いるといいます。
石西礁湖は石垣島と西表島に挟まれた東西約30キロ、南北20キロの範囲に
広がるサンゴ礁域。浅い湖のような海底に300種超のサンゴが分布し、沖縄
本島など、より北の海にサンゴの幼生を供給する役目を果たします。
原因は白化現象によるものが多く、地球温暖化で「白化」が頻発するとさらに
損傷が拡大する恐れが多いといいます。
サンゴと白化
サンゴ礁は「海の熱帯雨林」と呼ばれ、生物の多様性が高く、海にすむ魚類の
4分の1が生息するといいます。
サンゴの体内に共生する藻類が、高い海水温などが引き金で抜けてしまうのが
「白化」でサンゴの大量死につながります。
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は海面温度が1~3度上が
るとサンゴの白化や広範囲の死滅が頻発すると指摘しています。
現在、日本でのサンゴの生息の北限が東京湾だそうです。最近サンゴのコロニ
ーが増え、暖かな海のサンゴが30種程確認されています。
これから徐々に北上するのかもしれません。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より
2008年09月10日
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