きぼうの話
今日は国際宇宙ステーション・有人宇宙施設「きぼう」の話です。
今年6月、国際宇宙ステーション(ISS)内に日本実験棟「きぼう」が設置され、
本格利用の環境が整いました。
「きぼう」は日本がはじめて宇宙空間に設置した実験・研究施設です。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙医学生物学研究室長であり、2度宇宙に
行った向井千秋さんは、「自前の研究施設を持ったことで、より多くの日本の研
究者が計画的に宇宙空間を利用できるようになり大きな一歩となりました」と言
っています。
宇宙開発の研究成果(医療分野)
1.手術用高解像度立体顕微鏡:細い血管をつなぎ合わせる手術に必要。
2.遠隔地医療器具:モニターを見ながら離島や海外の患者の手術に必要。
3.カプセル型内視鏡:無線操作で体内で動く超小型カプセル型CCDカメラ。
月面開拓医学
米国ではすでに月面に滞在することを目指した研究が進められており、これは
世界での流れとなっています。日本でも今年から研究領域に加えられました。
医学生物学研究室の6つの研究領域
1.宇宙船内環境:ISSは90分で地球を周回し昼夜を繰り返します。
宇宙飛行士が生活リズムをどう維持するか検討します。
2.精神心理支援:宇宙飛行士のストレスをどのように把握し、対策をとれば
いいのかを検討します。
3.軌道上医療システム:ISSでケガや病気」が発生した場合、地上から遠隔
診断し処置を行う医療機器を開発検証します。
4.生理的対策分野:帰還後筋力は30%減少します。小型運動機器」を活用
し短時間で効果的なトレーニング法を検討します。
5.放射線被曝管理:宇宙飛行士の被曝リスクの評価と被曝による医学的
リスクを軽減するための方法を検討します。
6.月面開拓医学:月面での障害となる、月面ダストや宇宙放射線などを検証
し対策を考えます。
「きぼう」では研究テーマを随時公募しているそうです。希望のあるかたは是非。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より
2008年10月03日
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