ピンダロスの詩の話
今日は、ハンマー投げの室伏選手と「ピンダロスの詩」の話です。
国際オリンピック委員会(IOC)は、北京五輪男子ハンマー投げ2,3位のベラル
ーシ選手の、ドーピング違反によりメダル剥奪処分を承認し、室伏広治選手の
銅メダルが確定しました。
前回アテネ五輪でも、室伏選手はドーピング処分による繰り上げ金メダルでした
五輪2大会連続のメダルになりました。しかしその快挙も素直に喜べません。
アテネ当時、金メダルの会見で室伏選手は、メダルの裏面に書かれていた古代
詩人「ピンダロスの詩」を配布しました。
「真実の母オリンピアよ
あなたの子供達が競技で勝利を勝ち得た時
永遠の栄誉(黄金)をあたえよ
それを証明できるのは
真実の母オリンピア」
メダルの色よりも重要なものがあることを、室伏選手は伝えようとしました。
彼は言います「僕の投てき自体は変わらないのに、メダルが金か銀かで評価が
変わるのはおかしいんじゃないか」と・・・
今回の会見でも、室伏選手は素直にメダル獲得を受け、しかし薬物汚染に対し
て深刻に受け止めていました。「トレーニング方法に行き詰まっているのではな
いか」といっています。
練習に工夫をこらすのは選手なら当然の努力で室伏選手も「自分自身の追求」
に日々取り組んでいます。薬に頼るのはその努力を偽る、スポーツの冒瀆者で
す。
2008年12月12日
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.chulog.com/mt/mt-tb.cgi/202