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クローンについて

 今日は、再生医療の中の「クローン」の話です。

 

クローンと言うと、「クローン人間」のイメージがあり、一般に、あまり良く思われ

ません。

 

クローンは1903年に、科学雑誌「サイエンス」に登場しました。ギリシャ語の  

「枝」という意味の「Klon(クロン)」に由来します。

 

1本の木から生える枝は、もともとは同じ幹に由来する」という意味です。

 

クローンは「まったく同じゲノム全遺伝情報をもった生物」を意味します。

 

1979年英国のジョン・ガードンらが、大人のカエルの皮膚からとった核を卵子に

移植し世界初の「クローン動物」を生みだすことに成功しました。

 

受精することで発生する能力をもつ精子や卵子は「生殖細胞」と呼ばれ、それ以

外の細胞、たとえば皮膚などは「体細胞」と呼ばれます。

 

ガードンらのクローンは体細胞の核を卵子に移植して作られたため「体細胞クロ

ーン」と呼ばれます。

 

その後、「クローン哺乳類」の成功がなされ「クローン羊ドリー」が誕生しました。

大人の羊の乳腺細胞を培養しこの細胞と卵子に電気ショックを与えて物理的に

融合させ、5か月後、ドリーという羊が生まれました。

 

ドリーは健康状態が悪く、関節炎や骨格異常を持っていました。その原因は卵

子に移植された核のゲノム(全遺伝情報)の初期化が不完全なためではないか

といわれています。

 

ドリーは6年で亡くなり、人間では40代位でした。これより「私たちの体の中には

受精卵と同じゲノムが存在する」 ことが証明されました。

 

(発生)や(分化)の進行とは、不要になった遺伝子に「鍵」がかけられ、タンパク

質が作られなくなって行くプロセスであると確かめられました。

 

ちょっと難しい話が続きました。・・・

 

柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 




2009年01月31日

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