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抗菌薬について

 今日は、「抗菌薬」の話です。

 

抗菌薬は、細菌が体内で増殖して炎症を起こし、発熱や咳、頻尿などの辛い症

状が出ている時に使われる薬です。

ヒトの体内で暴れている細菌を「直接攻撃」して、抑え込むために用いられます。

 

普段は人間の体内におとなしく共生している細菌がバランスを崩して炎症を引き

起こすこともあれば、バランスが崩れたために外からの細菌の侵入を許してしま

う場合もあります。

 

ヒトの体で感染症を引き起こす細菌は何千種類と存在しますが、現在日本では

百種類以上もの抗菌薬が使われています。

 

抗菌薬を服用して2~3日もすると、暴れていた細菌もおとなしくなり症状も落ち

着き、そこでつい服薬を忘れたり、自己判断で薬を中断しがちなのですが、細菌

を完全に抑え込むには、用法・用量を守ってきちんと最後まで服用することが

大切です。

 

きちんと服用しないと、十分な効果が得られないだけでなく、症状がぶり返すお

それがあります。また原因菌が完全に抑え込まれていないと、抗菌薬が効かな

い「耐性菌」が生じやすくなります。

 

耐性菌・・・薬剤耐性菌の略。抗菌薬が効きにくい細菌のこと。

      同じ抗菌薬ばかり使われる、十分な量を十分な期間使わないなど、抗

      菌薬の使い方が不適切な状態が続くと、細菌は自分自身を変化させ

      薬の効かない菌に変化してしまうこと。

 

服薬の中断・・・・42% 全部服薬・・・・58% 約4割の患者さんが服薬を中断

しています。

 

耐性菌が生じ、周囲に感染が広がると、特に高齢者やなんらかの基礎疾患を持

ち免疫力が低下した人では、重症化する恐れがあります。

 

現在使われている薬は厳しい審査により安全性が確認されています。耐性菌

自体は弱い存在で、日頃の健康管理が十分であれば、ほとんど恐れる必要は

ありません。

 

柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 




2009年06月17日

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