統合失調症について
今日は、若い人でも起こる「統合失調症」の話です。
代表的な症状は、「実在しない人の声が聞こえるなどの現実にないものがあるよ
うに感じる幻覚」と「まわりで自分の悪口を言われていると思う妄想」があります。
思考や感情などの精神機能のネットワークが、うまく働かなくなった状態です。
統合失調症とは、様々な心の働きをまとめあげられなくなった(脳内を統合する
機能を失調した)状態をいいます。
つまり、押し寄せる様々な情報や刺激に対して、過敏になりすぎて脳が対応でき
なくなり、精神機能がうまく繋がらなくなった状態です。
「幻覚」や「妄想」は陽性症状と呼ばれ、意欲の低下などの陰性症状や、臨機応
変に対応しずらい認知機能障害などの症状がでます。
治療は主に薬物療法となります。薬は非定型抗精神薬が使われます。
1990年代に開発された新薬で、従来の薬に比べ、体のこわばりや手の震え
じっと座っていられないなどの副作用が出にくいものです。
従来の抗精神薬は、統合失調症の原因となる脳内の神経伝達物質:ドーパミン
の働きを非常に強く抑え、副作用が強くでます。
これに対し「リスパダール」や「ジプレキサ」などの非定型抗精神薬はドーパミン
を適度に調節するように働くため、副作用が少ないとされます。
統合失調症は「適切な治療と周囲の理解で回復できる」といいます。
2009年08月12日
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