ウイルスの変異について
今日は、インフルエンザのウイルスの「変異」の話です。
新型インフルエンザのウイルスの遺伝子の一部が「変異」して抗ウイルス薬「タミ
フル」が効きにくい耐性ウイルスも出てきています。
生物学上で遺伝子の変化を「変異」と呼びます。
ウイルスは自分の遺伝子をコピー(複製)しながら増殖して行きます。
インフルエンザウイルスの遺伝子のリボ核酸(RNA)が増殖過程でコピーされる
時、間違ったコピーが起こることがあり、それを「変異」といいます。
RNAは塩基という物質が並び、その並び方が遺伝情報を表します。「変異」は
たいていこの塩基が1個だけ変わり、複数の変化が起きると、未知のウイルス
が出現します。
「変異」したウイルスの多くは人の免疫の攻撃を受けて消えて行きます。
しかし人の体内で増えやすくなるほか、重症化につながる「変異」が重なることが
あります。
「変異」は一定の頻度で起こるので、多くの人に感染して、たくさん増殖が起こる
と色々な「変異」が生じる機会が増えます。
もともとRNAは不安定なため、「変異」が起き易く、RNAで増えるウイルスの中
でも特にインフルエンザウイルスは変異が起き易いといいます。
今後も、我々は自衛しながら、ウイルスの動向に注視して行く必要があります。
2009年08月19日
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