トリノ・エジプト展について
今日は、上野で開催中の「トリノ・エジプト展」の話です。
上野の東京都美術館は、夏休みのため親子連れも多く大変混雑していました。
トリノは近代イタリア統一後の最初の首都となり、冬季オリンピックの開催で知ら
れるイタリア北西部にあります。
イタリア・トリノ美術館の古代エジプトの美術品は、ロンドンの大英博物館、パリ
のルーブル美術館に並ぶ世界有数のコレクションです。
アメン神とツタンカーメン王(右)の像
会場は5章から構成されます
第1章:職人たちの生きた痕跡・・3千年前の王家の墓づくりに携わった職人の
町「ディール・アル・マディーナ」からの出土品のコレクション。
第2章:暗闇に浮かび上がる彫像群・・ライトに照らされ浮かび上がる大型の彫
像群。ベケン石(金属光沢のある硬石)で造られた役人イビの石棺の蓋
第3章:古代エジプト人が信仰した神々・・太陽や月、ハヤブサ、ライオン、ヘビな
どを神として信仰。そして祖先にたいする供養も盛んに行っていた
第4章:現世は仮の世界・・多彩な木棺。人は死ぬと「オリシス神」となり、死後
に再生・復活すると大衆は信じていた。そのための「ミイラ」づくり。
第5章:冥界へ死者運ぶ葬送船・・ナイル川が唯一の交通手段であり、死者を
運ぶ手段も船。死者の住む場所「イアル野」もナイル流域と同じ風景。
古代エジプト人の生死観が分かりやすく表現され、その美しさに惹かれました。
2009年08月23日
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