洋上風力について
今日は、ドイツでの「風力発電」の話です。
ドイツは、新エネルギーの開発に力を入れ風力発電が電力消費量の7%をまか
ないます。今ドイツの北海沖で巨大な洋上風力発電基地の建設が進んでいます
オランダ国境に近いエムデンから、小型ヘリコプターで30分の沖に風力発電基
地「アルファ・ウェントゥス」があります。陸から45kmの沖に作られました。
洋上ヘリポートからは、360度水平線が広がり、平均風速毎秒10mの風が間
断なく吹き寄せ、風車群を動かします。
風車は水深30mの海底に基礎を築き、海面上の高さは、ほぼ「霞が関ビル」の
高さに相当する約150m。計画されている風車の数は12基。そのうち5基が完
成しゆっくり羽根を回転させています。
洋上風力発電は、デンマークや英国の北海沖ですでに始まっており、ドイツの北
海沖は水深が深いため設置がおくれていた。しかし陸上の風車数が2万基を超
え、立地場所が限られてきました。
洋上は陸地に比べて安定した風が吹き、陸地から風車は見えず、騒音や景観
への悪影響がありません。
しかし最大の問題は巨額な建設費:2.5億ユーロ(340億円)です。陸地に建設
する場合の4倍以上維持費も2~3倍かかると見積もられています。
世界風力エネルギー会議(GWEC)の報告によると、ドイツの風力発電量(23.
9ギガW)は米国(25.2ギガW)に抜かれて世界第2位になりました。
米国オバマ政権は、電力に占める新エネルギーの割合を25年に25%に引き
上げることを目標とする「グリーン・ニューディール政策」を掲げています。
一方、日本では、東京電力が東京大学と共同で2011年度中に、千葉県銚子
沖合に高さ約80mの観測タワーを建設し、実用化へむけて動き出しました。
2009年08月28日
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