サンゴ礁の危機について
今日は、「サンゴ礁の危機」の話です。
酸性化した海では、サンゴ礁が死滅する恐れが高いことが、沖縄県硫黄島周辺
の海底調査でわかりました。
海水が酸性化すると、石灰質が溶け出しやすくなるので、サンゴ礁の形成が難
しくなります。
硫黄島では陸上でわいた温泉水が海に流れ込み、一部の海域が酸性化してい
ます。無人島のため開発の影響はありません。
調査の結果、陸に近く海水の水素イオン指数(pH)が6.2(7未満は酸性)の海
底では、サンゴ礁が死滅し、コケで覆われていました。
陸から90m離れた沖ではpHが7.74と酸性度がやや低くなり、骨格のない柔
らかいサンゴの仲間が海底を埋めていました。
130m以上の沖ではpHが8.16と通常の海水レベルでサンゴ礁が海底の50
~70%を覆い、健全な状態に戻っていました。
海洋は人間活動によって大気中に放出されるCO2の約30%を吸収していると
推定されています。
CO2の排出量が増えると、海水に溶ける量も増え、海水の酸性度が高くなると
予想されるので、地球温暖化がサンゴ礁に打撃を与えるといえます。
2009年08月29日
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