CKDについて
今日は、「CKD(慢性腎臓病)」の話です。
日本では現在約1300万人もの患者さんがいるとみられ、新たな「国民病」とし
て注目されています。
CKDは「腎臓の働き(腎機能)が正常の6割未満に低下している、または尿の異
常、とくに尿タンパク陽性が3か月以上続いている状態」をいいます。
何らかの原因で腎臓に障害が起こっているか、あるいは脳や心臓、腎臓などに
血液を送る、生命の維持に重要な血管の障害があることを示します。
CKD初期にはほとんど自覚症状がなく、進行して末期腎不全となり、腎機能が
正常の1割ほどまでに低下すると透析が必要になります。
CKDの場合、正常に比べて2~3倍も脳卒中や心筋梗塞などが起こりやすくな
ります。透析が必要になる前に心血管系疾患になる可能性があります。
CKDの背景には高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病が関連しており、中で
も重要なのが、高血圧予防対策としての「減塩」です。
また食べ過ぎを控え、意識的に体を動かすことで、糖尿病や肥満の予防に努め
ることが大切です。飲酒は適度に、禁煙は必ず実行しましょう。
日頃の血圧管理では、診療室血圧 130/80mmHg 未満
家庭血圧 125/75mmHg 未満が目標です。
毎朝、起床後に血圧を測定して記録を。
薬物療法が必要になれば、血圧を調整する仕組みに直接働きかけるARBやA
CE阻害薬などの降圧剤を使用します。
腎臓を守ることは生命をまもること、そして社会を守ることです、定期健診を受け
て、早期発見・早期治療に努めたいものです。
2009年09月11日
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