イチローの美学について
今日は、「イチローの精神哲学」の話です。
イチローはいつも「クール」です。ヒットを打ってもガッツポーズをしません。
「感情を表に出すと損しかしない」と言います。
自分をコントロール出来る範囲で野球をやるから、悲しみも喜びもでない。精神
的にマイナスなこともやらない。
だから、三振しても凡退しても堂々と胸を張ってベンチに帰ってきます。
ヒットへの考え方も超越しており、普通の打者はいい球を打った後、「落ちろ!」
「抜けろ!」と思うが、イチローは「獲れ!」と意識している。
「打った後の出来事は、自分で制御できない」というのが理由。「アウトになると
思った打球が野手の間を抜けると精神的にプラスになる」といいます。
本拠地シアトルのクラブハウスでも、メジャーリーガーはふかふかのソファーに
座るがイチローは普通のパイプイス。「長く座ると、腰を痛めるため」といいます
試合前はパイプイスの座る部分に、ホットパックを敷いて体を温めている。
クラブハウスからグラウンドに通じる通路にも、階段とスロープがあるがイチロー
は必ずスロープで上り下りします。
階段は足を滑らせる可能性があり、スパイクを履いているとねんざをするかも
しれない。下手したらそれ以上の大けがもあるからです。
けがを予防する意識が徹底されているからこそ、寒いシアトルを本拠地にしなが
ら、9年間大きなけがもなく今年も200安打を達成できました。
イチローはホームランを打って走る姿にもこだわり、美学を持ちます。うれしそう
に走る姿や感情がにじみ出るのはダメなこと。そこまで追求してやっています。
誰よりも「イチロー」という野球選手を客観的に見ているのが「鈴木一朗」という
人物です。自分のことを冷静に分析できるところが、「最大の強み」です。
2009年09月16日
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