すばる望遠鏡について
今日はハワイにある「すばる望遠鏡」の話です。
ハワイ・マウナケア山頂(標高4205m)に建設された国立天文台の「すばる望
遠鏡」が星の光を初めてとらえた1999年の「ファーストライト」から10年がすぎ
ました。
すばる望遠鏡は口径8.2mの1枚鏡を持つ反射式光学望遠鏡で、恒星や銀河
などの可視光領域の天体と、より波長が長く、肉眼で見えない赤外線を放つ天
体を観測します。
宇宙から飛来する強力なガンマ線(ガンマ線バースト)が、ある種の超新星爆発
であると解明したり、惑星の元となるガスとチリの円盤の構造を解明したり、多く
の成果を収めてきました。
レーザー光を照射する「すばる望遠鏡」
最も広く知られた実績は、3年前に発表した最遠の銀河「IOK-1」の発見。
128億光年離れたこの銀河は宇宙誕生(137億光年前)の約8億光年後という
太古の姿をみせます。
すばる望遠鏡はほかにも128億光年以上離れた銀河を数多く発見し観測され
た遠方銀河の上位10傑を独占しています。
128億光年前の宇宙は水素分子の雲に覆われた「暗黒時代」が終わる直前と
考えられており、暗黒時代の秘密を解く手がかりとされています。
遠方銀河探索でトップを走る理由は、広視野の「主焦点カメラ」を持つためです。
反射鏡の上15mに据えた巨大デジタルカメラで、ハッブル宇宙望遠鏡で100晩
かかる範囲を一夜で撮れます。
2012年にはさらに10倍の視野を持つ主焦点カメラが設置され、129億光年
先の銀河の発見に挑むといいます。
2009年09月18日
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