グリーンアノールの話
今日は、小笠原の「外来トカゲ」駆除の話です。
「グリーンアノール」は北米原産で体長は約15cmほど。小笠原にしか生息しな
いチョウ:オガサワラシジミやオガサワラトンボなどの希少な昆虫類を食べ、父
島ではほぼ絶滅させてしまいました。
花粉を運ぶハチも食べるため、植物の生育にも悪影響が生じ、島の生態系は
回復困難なほどダメージを受けています。
外来種グリーンアノール
小笠原に元々いない「グリーンアノール」は、1960年代グアムから父島への貨
物にまぎれて来たか、ペットとして持ち込まれたとされます。
父島からの船に隠れていたのか80年代には母島にも拡散。小笠原には天敵が
おらず、今や数百万匹まで増殖してしまいました。
国内では小笠原のほかは、沖縄島でも生息の報告があります。2005年に外来
生物法により特定外来生物に指定されたため、国内での流通はありません。
小笠原は過去大陸とつながったことがなく、動植物が独自の進化を遂げてきま
した。多数の固有種が生息し、国は2003年、世界自然遺産の候補地に選び
ました。
グリーンアノールのほかノヤギ、クマネズミなどの20種以上の外来動物、300
種以上の外来植物が生態系を乱し、深刻な状況です。
「世界自然遺産」に登録されるには、外来種対策が最大の課題となっています。
2009年09月19日
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