舌の痛みの話
今日は、「舌の痛み」の話です。
当院でしばしばみられるのは、「舌の口内炎」や「義歯性潰瘍」ですが、カンジダ
菌が強い痛みを引き起こすことがあります。
口腔カンジダ症は、「カンジダ・アルビカンス」と呼ばれる真菌が原因で、口の粘
膜に白いこけ状の薄皮のようなものができたり、赤くただれたりします。
カンジダ・アルビカンスは病原性の低い、口腔常在菌で健康人では発症しませ
ん。抵抗力の少ない、高齢者や幼児に多くみられます。
唾液の分泌量の少ない高齢者で、義歯をいれたままの人や、構成物質やステロ
イドによる治療を受けている人にみられます。
ゼリー状の抗真菌剤を口に含んだり、抗真菌剤(商品名ファンギゾンなど)を内
服したりします。通常、含嗽剤より、口腔錠の方がゆっくり溶けて効果はあります
また、貧血では、ビタミンB12欠乏による悪性貧血や、鉄欠乏性貧血により舌
が赤く、平たくつるつるしたような症状が出ます。ビタミンB12や鉄分の補充によ
り改善します。
舌痛症により痛みを引き起こすこともあります。しかし原因はあきらかではありま
せん。鋭利な歯の先を丸めたり、歯石の沈着があれば、除去します。
唾液の分泌が不足している場合は、含嗽剤や保湿剤を使います。ストレスや神
経の疲れと関連していることもあり、神経科的治療が必要なことがあります。
2009年09月28日
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