トンズランス菌の話
今日は、「新型水虫菌」の話です。
水虫の原因となる白癬菌にはいくつか種類があり、足裏や指だけでなく、頭や体
部に感染するタイプもあります。
水虫はカビの一種である「白癬菌」が皮膚に寄生し、ケラチンというタンパク質を
食べて生きています。
頭部に感染したものは「しらくも」とよばれ、体部なら「たむし」と呼ばれます。
新型水虫は白癬菌の一種である「トリコフィトン・トンズランス菌」により起こり、非
常に感染力が強いのが特徴です。
この菌は元は、中南米に生息していたものが1960年代にアメリカに持ち込ま
れたと言われます。
感染力が強いため、レスリングや柔道など体を密着させるスポーツの国際試合
を通じてさらにヨーロッパに広がったとされます。
2000年以降日本でも「新型水虫」が見られるようになり、学生の部活動により
広がってきました。
感染すると、頭部や顔の皮膚が赤くなり、かゆみ、抜け毛などの症状が現れ、
無自覚のまま保菌者となると、家族や他の部員などに感染させてしまいます。
全日本柔道連盟は、昨年、試合前に感染の有無の確認を義務付けたところ、
保菌者は11.3%にも上りました。
日頃からのチェックが「新型水虫」の対策には重要です。
2009年10月08日
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