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海猿について

  今日は、「海猿(うみざる)」の話です。

 

伊豆諸島の八丈島近海で転覆した漁船「第一幸福丸」から奇跡的に生還した乗

組員3人は、互いに声を掛け合いながら4日間耐えていたという。

 

幸い空気だまりができた居住区の隅の空間に身を寄せ、船底の板をはずして

敷き並べ、水につからないように上に乗り、3人で川の字で横になっていた。

 

突然の転覆で居住区から逃げ遅れ、閉じこめられたという、乗務員8人のうち

船長は死亡が確認され、転覆時に脱出した船員4人は今も行方不明。

 

3人は手探りで見つけたペットボトルの水を代わる代わる口にして渇きをしのぎ

ひたすら、じっと耐えていた。「頑張ろう」、「大丈夫だ」と励まし合ったという。

 

漂流から90時間後、外から「コンコン」と叩く音がした。海上保安部の潜水士達

から、「助けるからな」といわれた時は、映画「海猿」を思い出したという。

 

3人は最後の力を振りしぼり、居住区の外へ出て「海猿」に救出された。「1人だ

ったらあきらめていた、3人いたから生き残ることができた」と振り返った。

 

映画「海猿」は2004年夏に公開され、多くの人に感動を与えました。海上保安

官のなかで、わずかに1%しか到達し得ない人命救助のエキスパート:潜水士の

ヒューマンストーリーです。

 

水中では2人1組で行動を共にし、海難救助を行う「Buddy(バディ)」。強い信

頼関係がなければ、人命救助は成しえない。男の友情に感動する物語です。

 

今回の事故の救出にも活躍しました。皆でその労をねぎらい、感謝しましょう。

 

柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 




2009年11月02日

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