ルノアール展について
今日は、「ルノアール展~伝統と革新」の話です。
現在、六本木の国立新美術館で開催中の「ルノアール展」に行ってきました。
印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノアール(1841~1919)は「幸福の
画家」として世界中で親しまれています。
柔らかな筆づかいの愛らしい女性像や豊麗な裸婦像のほか、風景画、静物画、
装飾画、彫刻にわたり幅広い作品が魅了します。
「団扇(うちわ)を持つ若い女」
展示には、光学調査による絵画技法の解明の画像分析があり、「X線写真」と
「赤外線写真」がありました。これらの写真から「下素描」の有無が分かります
ルノアールの使用した絵の具の中で「緑」が年代により違ってきていることが
判明しました。蛍光X線分析による「エメラルドグリーン」から「ヴィリジャン」へ
「エメラルドグリーン」は色鮮やかで、人物と風景の融合がし易い色です。これに
対して「ヴィリジャン」は透明度が高く地の色を反映しやすい色です。
ルノアールは言います「絵というものは、美しくて、楽しいもの」と。彼は「伝統を
受け入れて、革新を求めた」画家でした。しばし、美しい絵画たちに浸りました。
2010年01月30日
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