天風哲学の話
今日は、「中村天風(てんぷう)」の話です。
中村天風(本名三郎)1876~1968は、東京都北区王子に生まれ、小学校卒
業後、福岡へ行きます。そこで頭山満に預けられ、日露戦争で軍事探偵として
活躍しました。
30歳で重い結核を患い、救いを求め海外を旅しヨガの聖者に出会いインド山中
で悟りを開きます。上野の辻演説が評判になり、護国寺・月光殿に拠点を移しま
す。
92歳で亡くなった天風。重要文化財の月光殿はかつてその人の講和を聴こうと
千人もの人であふれかえりました。
天風の教えは「どうすれば人間の潜在能力を開花できるか」を追求しています。
<たとえ身に病があろうと、心まで、そのとりこにさせちゃいけない。晴れてよし、
曇りてもよし。富士の山。事ある時も事なきときも動じない心境が運命を切り拓
いていく>
天風は欧米で学んだ医学や哲学の知識、インドでの難行苦行を通じ、前向きな
人生を送るための心の持ち方や、肉体の鍛錬を体系化し「心身統一法」としまし
た。
心身統一法は座学と呼吸法・運動法からなり、戦後多くの人が汗をながしてきま
した。現在も「天風会」主催の修錬会が護国寺境内で行われています。
天風の薫陶を受けた有名人では、松下幸之助、東郷平八郎、広岡達朗、宇野
千代らがおり、京セラの稲盛和夫も経営に取り入れているそうです。
2010年03月04日
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