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浸食症の話

 今日は、歯の「浸食症」の話です。

 

酸性物質が歯のエナメル質を浸食することは、すでに広く知られ酸蝕歯の原因

となります。

 

今回スウェーデンのイエテボリ大学によると、「酸性物質と同様にアルカリも歯

牙の有機成分を破壊しエナメル質を脆弱化する」と報告されました。

 

イエテボリ大学では、脱脂剤やその他のアルカリ性溶液中に抜去歯を浸漬し、

走査型電子顕微鏡(SEM)による観察、電子分析機器測定を行った。

 

その結果、エナメル質中の有機成分が急速に溶解し、多孔性へ変化してしまう

ことがわかった。

 

「酸性物質による浸食症とはプロセスが異なるがアルカリ性溶液でも歯牙の浸

食が生じることがわかった」と報告しています

 

自動車修理工場で見られる職業病で、車体各部にスプレー噴霧されるアルカリ

性脱脂剤はpH12~14の強アルカリ性でです。

 

またアルカリ性脱脂剤は、調理場の清掃や、落書きの汚れ落としにも使われて

いるものです。

 

「アルカリ性物質にさらされると歯牙表面はダメージを受け、フレーク状のエナメ

ル質に変化します。この変化がう蝕のリスクを急速に高める」と警鐘します。

 

アルカリ性物質も油断できません。

 

柴又の「ねずみの歯医者さん」より

 

2010年03月09日

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