IODについて
今日は、「Implant Over Denture」の話です。
オーバー デンチャーとは顎に歯根が残った状態の上(オーバー)に義歯(デン
チャー)を作成したものをいいます。
人間は歯を喪失するとその部分の顎堤(顎の土手)が吸収(減ってしまう)します
合わない義歯を長年使用していると、顎堤は平らになってしまいます。
顎堤は義歯の維持・安定に大きく作用します。大きく、高い顎堤は義歯が安定し
ますが、痩せて小さくなり低い顎堤は難症例となり義歯は安定しません。
Atwoodらの研究では、「下顎は上顎の4倍の吸収を示す」と報告があります。
また、上顎が総義歯で、下顎が天然歯を支台としたオーバーデンチャーは、上
下総義歯よりも顎堤の吸収量が少なかったとも報告されています。
(オーバーデンチャー:平均0.6mm < 総義歯:平均5.0mm)
これはインプラント(人工歯根)の場合も同じで、総義歯の場合は吸収がおこり
インプラントでは骨内への刺激から吸収と骨添加もおこります。
通常、下顎の総義歯は維持・安定に困難な例が多くこの解決にインプラントオー
バーデンチャーは有効といえます。
下顎の左右の犬歯~側切歯間に1本づつインプラントを埋入し、固定源を作る
方法(ツーインプラントシステム)がスタンダードです。
これにより動いてしまう下顎の総義歯も安定し、機能向上がはかれます。
また部分義歯でもインプラントを1本後方に埋入することで安定が増します。
2010年04月15日
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