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知覚過敏について
今日は、「知覚過敏」の話です。
毎日、診療していると、「知覚過敏」の処置をしない日はありません。開院した
当時(20年前)より、確実に増えていると実感します。
歯の表層は二重構造になっていいます。硬い表層は「エナメル質」で覆われ、
その下には軟らかい「象牙質」がありこの二層で中の「神経」を守ります。
エナメル質が摩耗して象牙質が露出すると、「象牙細管」へ刺激が伝わり、それ
が「神経」を刺激し知覚過敏を起こします。
進行してしまうと、歯磨きを避けてしまい、その部分にむし歯ができたり、歯周病
になったりします。放置しておくと「歯髄炎」を起こしてしまい。神経を抜かなけれ
ばならなくなることもあります。
当院では、フッ素、リン、カルシュウムを含んだ最新の「知覚過敏抑制剤」により
歯面をガードし、神経への刺激を遮断します。
またエナメル質の「再石灰化」を促進する成分を、長期間にわたって叙放し続け
ガードした部分の「脱灰(だっかい):溶けること」を抑制します。
自宅での予防法は、ブラッシング時の圧力の軽減をはかり、歯磨剤も研磨成分
の入っていないものを選びましょう。
グラクソ・スミスクラインの「シュミテクト」がお薦めです。日本での知覚過敏用歯
磨剤ではシェアNo1で、海外ではSensodyne(センソダイン)ブランドで販売さ
れています。
知覚過敏が続くときは、虫歯となっている可能性も高いため、歯科医院で1度
検査を受けることをお薦めします。
口内炎について2
今日は、「口内炎」の新しい対処法についてです。
口内炎は放っておいても、治ります。しかし、ひどくなると痛くて食事に影響します
口内炎のできるしくみ
1、魚の骨や、誤って咬んで粘膜に傷ができる。
2、口腔内の唾液が減ると、細菌が繁殖し、粘膜を保護できない。
3、炎症=口内炎ができる。
・新しい対処法
今までは、治療ではレーザー治療や薬物塗布でしたが、まず効果がでるのは、
口内炎の症状が出たら、洗口液を使い口腔内の細菌を殺菌し、減らすことです
家庭でまず、ブクブクうがいをよく行ってください。改善の兆しが見られなければ
歯科医院を受診しましょう。洗口液や薬物(軟膏)を処方してもらいましょう。
・口内炎の予防法
口内炎は体の疲れ、ストレス、睡眠不足などからよく起こります。体調を整え、
よくできてしまう人はビタミンB2製剤(ショコラBBなど)をとり、粘膜を丈夫にしま
しょう。 ビタミン不足から口内炎を起こすひとは10~20%いるそうです。
なかなか治らない時は自己判断せず、歯科医院か大学病院の口腔外科を受診
しましょう。
レーザー治療について
今日は最先端医療器具:レーザー治療についての話です。
皆さんはレーザーというと 何を思い浮かべますか?
映画のレーザー銃、イルミネーションのレーザー光線、レーザー脱毛、シミ取り
レジのバーコードスキャナー、レーザー近視手術・・・などいろいろありますね。
レーザーは単一の波長をもつように作られた人工光線です。したがって
単色性で、可視光線として見えるものもあれば、見えない物もあります。
作られた人工光線、なので散乱せずに 指向性が高く、真っすぐに進みます。
そして秩序正しい波長で、エネルギー密度も高いので、レンズで集光すると
自然光より何倍もエネルギーが大きくなります。
この性質を利用し出力W数を上げるとレーザーメスに利用されます。さらに
高出力にすると、工業用のレーザー溶接に利用できます。
歯科では低出力1~5Wの範囲で安全に使用します。
歯科用レーザーにはいろいろな種類があります。 波長の違いにより
アルゴンガスレーザー、半導体レーザー、YAGレーザー、CO2レーザー、
などがあり、それぞれ特性があります。
アルゴンや半導体レーザー、は波長が短く組織深部に到達しやすく、
YAGやCO2レーザー、は中・遠赤外線域で表面でエネルギーが吸収され
熱症などを起こしにくく、安全性が高いものです。当院はCO2レーザーです。
では歯科用レーザーでは何ができるのでしょうか?
1 虫歯の治療(麻酔を使わない浅いもの)
2 虫歯の予防(歯質の強化)
3 歯周病の治療(ポケット内の洗浄、滅菌)
4 口内炎(除痛、治癒促進)
5 歯根の治療(根管内の殺菌消毒)
6 歯肉の黒ずみの除去(メラニン色素沈着の除去)
7 歯の漂白(ホワイトニング)
8 外科処置(小帯切除、粘膜切開)
などです。
しかしレーザーは万能ではありません。できる範囲とできない範囲があります。
わからないときはためらわず、相談してください。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より
口内炎について
今年も半分終わり、今日から後半に入りました。
日頃よくみる、口内炎(アフタ)についての話です。
皆さんよく迷うのは、どの医者にいけばいいのか?です。
「口内炎だと思うのですが、内科、耳鼻科それともこちらですか?」と
よくきかれます。「口の中の炎症だから歯科でいいですよ。」と答えます。
軟らかい口腔粘膜や舌に米粒大の潰瘍をつくります。大きさもまちまちで
ときには、同時に2個~数個 多発性にできることもあります。
接触痛や知覚過敏をおこし、ひどいときはズキズキ自発痛もあります。会話や
食事が満足にできません。
通常1週間前後で回復するものですが、大きい口内炎や多発性のものでは
なかなか自然治癒には時間がかかります。
ではなぜ起きるのでしょう?
原因は特定されてませんが、状況としては
風邪のなどによる、体調不良、体力低下、抵抗力減退、睡眠不足、ビタミン
ミネラル不足などが 考えられます。
治療としては、当院では患部にCO2レーザーを照射し、痛みの抑制、組織活性
化による治癒促進を行います。術後は口内炎用の軟膏を処方します。
軟膏はケナログ・アフタゾロン・デルゾン等を処方 またはアフタッチという
患部に貼り付ける薬もあります。
日常の予防法として、 できやすいかたはビタミンB製剤(チョコラBBなど)は
皮膚、粘膜を強くするので、サプリメントとして常用されるとよいでしょう。
小さい場合は様子をみて、大きく痛いときははやめに来院しましょう。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より
知覚過敏について
今日は知覚過敏についての話です。
最近、多いのがこの 「象牙質知覚過敏症」 です。
皆さんは、お水でしみたり、歯ブラシでチクチク することはないですか?
歯の表面はエナメル質でできています。
人間のからだの中で一番硬い組織で、骨よりも硬いものです。
ただ、断面で見ると 先端やかみ合わせの面は厚い層ですが、
側面から歯茎に向かいだんだんエナメル質は薄くなっていきます。
エナメル質の下(内側)には象牙質という、やや軟らかく、感じやすい組織
があります。さらにその中には神経があり、この神経が反応してしみるわけです
歯ブラシで、歯磨き粉(今はほとんどペースト状)をたっぷりつけて、ゴシゴシ
強く磨いていると、エナメル質がすり減ります。
エナメル質の薄い、歯茎よりの部分がえぐれて崖のようになります。(くさび状
欠損)といいます。このえぐれが進むと、知覚過敏を起こしてしみます。
ピカピカのステンレス製の流し台をクレンザーで磨くと傷ができますね。
あれと同じです。研磨剤の入っていないもので歯ブラシをしましょう。
原因は歯ブラシによる エナメル質摩耗だけではありません、
酸蝕症といって酸により、エナメル質表面が溶けた時にも起こります。
一時的にはホワイトニング剤による刺激でも起こります。
治療法としては、欠損部のセメント充填やレジン充填で刺激を遮断する方法
家庭では 「シュミテクト」のような硝酸カリウムの入っている歯磨き剤の使用
健康な歯を自分で磨きすぎて、減らさないことが一番大切です。
虫歯かな?しみるな?おかしいな?と思ったらはやめに検査しましょう。
軟組織(歯肉)は自然治癒しますが、硬組織(歯)は自然治癒しませんから。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より
歯科麻酔について
今日は 無痛治療 についての話です。
注射=痛いというイメージはありませんか?
子供のころ 親に 「言うこときかないと 歯医者で 注射してもらうよ」 と
言われたことはありませんか?
「痛くなくするための、注射がイタイ」 とか
・・・すごくマイナスなイメージですよね・・・
「注射は痛いはず」 とか 「歯医者は怖い」 とか 「 どーも苦手 」など、
過去の苦い経験・トラウマから離れられない人も、しばしばみられます。
中には、初診で初対面の患者さんに 「私、歯医者、嫌いなんです」 といきなり
面と向かって言われたことがあります。 「そうですか、苦手なんですね」・・・
・・・今までの歯科治療でいやな思いをしてきたんだ・・・
自慢でなく、私の麻酔は痛くありません。
私は「今日は麻酔して痛くないようにやりますよ」と必ず言ってからやりますが
術後に「先生 しびれてますが、いつ麻酔したんですか?」とよく言われます。
痛くない ひみつ(コツ)がちゃんとあります。
自分が痛いのが嫌いなので、患者さんを痛がらせたくありません。
・・・表面麻酔を塗って、しばらく待って、細い針を使って、呼吸に合わせて
刺して、 できるだけゆっくりと液を入れる・・・ とても気を使います。
皆さんは 蚊が人を刺すとき、どのようにやるかご存じですか?
一度人の体にとまり、人の呼吸に合わせて 人が息を吐くときに刺すのです。
人は呼吸の時、筋肉は吸うとき緊張し、吐くとき弛緩(ゆるむ)します。
緊張しているところより、弛緩しているところの方が注射は当然痛くありません。
緊張している人には、「 深呼吸して、 すって 、 はいて」と ゆっくりいいます
知っているひとは、自ら、肩の力を抜き、自分で深呼吸する人もいます。
「よくお酒を飲む人は、麻酔がきかない」 とありますが、正しくありません!!
確かに、同じ人でも、効く日と効かない日があります。体調が一定ではないから
です。お酒をよく飲む人は、少し控えめにして、体調を整えれば効きます。
治療をなるべく無痛に終わらせたいならば、ほんの少しの協力を!!
柴又の「ねずみの歯医者さん」より