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映画祭の話
今日は「ベネチア国際映画祭」の話です。
日本からアニメーション2本を含む3作品がコンペティション部門に選出された。
北野武監督・主演の「アキレスと亀」に、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」、押井
守監督「スカイ・クロラ」の2本の大作アニメーション。いずれも受賞はなかった。
「ポニョ」はベネチアで愛され、宮崎監督の記者会見には各国のジャーナリスト
が会場につめかけ、公式上映チケットは売り切れの人気だったそうです。
上映翌日のイタリア主要紙は「普遍性を持つ物語と手描きにこだわった映像美」
を大絶賛したといいます。
観客の星取表も全出品作21本中で最高だったとのこと。
「HANA-BI」で金獅子、「座頭市」で銀獅子を受賞している北野監督が対応し
た海外メディアからの取材は、85本にのぼり、関心の高さがうかがえます。
押井作品では、独特の映像を紹介しながら、内容を掘り下げて分析しようとする
新聞記事も多く、大きな興味を持って理解しようとしていたそうです。
日本の3作品のいずれにも、受賞の可能性があると考え得る状況でした。
しかし、賞を決めるのはあくまでも7人の審査員。
審査委員長は「私たち審査員はみな観客と同じくらいポニョを愛していた。でも
賞の数には限りがあるから、タフな決断をしなければならなかった。」と語って
います。
受賞はならなくとも、世界中の映画の中から、ベネチアの国際コンペに選ばれる
だけでもとても栄誉なことです。
これからは、名匠だけでなく、新人、中堅監督の作品が世界でもっと認められる
ようになってほしいものです。
柴又の「ねずみの歯医者さん」より